僕が iOS アプリ個人開発から離れるまで

今回は本ブログ内から趣味で iOS アプリの個人開発をされている方から、 iOS アプリの個人開発を辞めた理由に関してご質問いただいたのでそちらへのアンサーという形の記事を書こうと思います。

はじめに

自分は今から 2 年半ほど前までいくつか趣味で iOS アプリをリリースしていました。

↓ 例えばこんな感じのやつですね。しかし現在は毎年の Apple Developer Program への会費も払っていないため store からは消えています。そこで現在配信されてないアプリを確認されてご質問いただいたという流れになります。

現在は iOS のアプリ開発は行なっておらず、所謂個人開発からは身を引いています。

個人開発を辞めるまで

それではなぜ今はやっていないかというところの理由を思い出していきます。

費用対効果

まずやはり第一は費用対効果的な部分です。

趣味でやっているのに費用対効果なんて、、という気もしますが、実際やる以上、作っていて楽しい以上の効果を求めてしまうものかと思います。

ここで言う費用というのは Apple Developer Program の会費だけを指しているのではなく開発に費やす時間、及びその時間に別の事をやって稼ぐ事ができたであろう金額という様な感じです。

当時仕事終わりや休日を利用してアプリの開発を行なっていましたが同時にその時間で確実に収入に繋がる事をやった方がどうせコードを書くならそっちのが良くないか?などという感情になっていったという事です。

勿論自分で考えたアプリを作る事は頼まれて行うコーディングとは別の楽しさがあるのは確かなのですが、丁度諸事情でお金が必要になってきていたというのもあり個人開発より依頼を受けてコーディングをするような仕事の方に興味が移っていったという経緯です。

配信者によるバックアップの終了

当時ライブ配信アプリで一定のファンがいる配信者の方とアプリ開発を行なったりもしており、そこでの宣伝のおかげによる収益もありました。

サブスクで料金設定をしていた事もあり最後の年は会費を少々上回るくらいの収益にはなったのでそれが続けられれば開発作業無しでもある程度はメンテナンス程度で続けられるかなとも思いましたが、その方が配信活動を辞められるとのことでその辺りの期待も難しくなったというのが次の理由です。

ファンがいるというのは強いですね。実際にその人の呼びかけで課金してくれる人たちがいた反面それはアプリのファンではなくその方のファンなので宣伝が無くなれば収益の維持が難しいのは明確だったと思います。

以上二つが主に個人開発をストップした理由ですかね。まあ趣味で始めた事なので金額的にもとても規模の小さい話ではありますが、とはいえ損失を垂れ流しながら続けるのもというところで今は個人開発を辞めてしまいました。

その他リリース/リリース後の困難

その他ご質問者様からの質問内容についてになります

コスト面以外でリリース後に抱えたトラブルなどありましたか?

まず OS のアップデートなどに伴って結構頻繁に修正が必要になったりという事があったと思います。これは iSO アプリならではだと思います。

例えば画面遷移の挙動が変わってしまったせいでおかしな挙動になったりとかですかね。。

後は強いていえば友人と一緒に作ったアプリですが一部機能をその人に一任しすぎており、重いバグがあるのに気づかず課金してくれていたユーザに影響が出て低評価の原因になったりという事もありました。

store での評価は高いに越した事は無いのでもっと気をつけるべきでしたね。。

リリース前の苦難などまとめた記事などはありますか?

逆にリリース前となると面倒な事になりやすいのはアプリの審査まわりだと思います。

苦難がまとめられているわけでは無いですが、以下のようなリジェクト理由についての記事を当時書いていました。

確か他にもどうしようも無い理由でリジェクトされてリリースを諦めたけれど名前を変えて別プロジェクトとして作り直して別アプリとして申請したら通ったとかもあったのでその辺りは意外とどうにかなったという経験も思い出しました。

おわりに

まず今回ご質問頂いた方へ、ありがとうございました。

久しぶりに当時どのように個人開発をしていたかなどを振り返るきっかけになりました。

また冒頭の方でも記載しましたが、自分のアプリを開発してそれが売れるのは時間労働とは異なる変え難い喜びもありますので今後どこかのタイミングで再挑戦したいという思いもあります。

もしこの記事をご覧の方の中に自分でも個人開発をやってみたいと思っている方がいましたら是非頑張ってください!

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